2019大河「いだてん」 第11話「百年の孤独」 見てない人、勿体ないよ

2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」
03 /24 2019
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敗れて悔いなし


播磨屋の配役交代も早期に決定し、
ドラマそのものは前半の佳境、ストックホルム五輪の本番へ。
第10話では短距離走の三島弥彦の出番。

アバンではストックホルム五輪の映像記録を確認しながら、
東京五輪の記録映画の監督について話題にする昭和の関係者。
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東東京都知事が扮しているのは、この時期に監督候補に挙がっていた黒澤明。
しかし、最終的には市川崑監督が務めることになります。
その映画がまた論争を呼ぶものでして、そちらもドラマで描かれるかな?
(金栗四三の人生を描くとなると、東京五輪の後日談も入れる余地が生じるからね)

遅れて到着したジゴロー先生は、プラカードの表記名で頑なな姿勢を見せる四三や、
弥彦、大森氏の間のギスギスした空気を感じ取ります。
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特にジゴロー先生の甘言に乗ってしまい、
ストックホルムで精神崩壊の一歩手前までいってしまった弥彦くんは、
ジゴロー先生の胸倉をつかんで食って掛かります。
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が・・そこは講道館柔道の創始者ジゴロー先生、反射的に背負い投げ一本
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「嘉納治五郎じゃん!背負い投げしてくれよ!」のセリフ(by 吉岡信敬)の回収です。

結局、この一連の流れの中で
ジゴロー先生は四三、弥彦ともに苦難を乗り越え精神的に強くなり、
また日本選手団としての一体感も形成されたと感じ取り。
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「遅れてきて大正解!」とご満悦。
この全てのことを前向きに捉えるジゴロー先生の包容力が今回のストーリーの鍵

開会式では通訳兼ガイドのダニエルも「日本人として」行進に参加。
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安仁子さんは撮影担当
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揉めた表記はジゴロー裁定で「NIPPON」に
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記録映画の方に映っていたのは弥彦くんで、四三は旗の陰に。

従って四三側のアングルから撮ったのはグランドまで降りてきた安仁子さん。
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100メートル予選直前の弥彦くん、極度の緊張状態。
大森氏が「キミの敵は、他のランナーじゃない。タイムだ。」と励ますと、
やや落ち着きを見せます。
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「せめて3週前に言ってくれれば・・・」と、ここではまだ完全に勇気づけられたわけではない。

弥彦の実家には精神的にどん底だった頃の彼の手紙が届きます。
内容は良いものではなく、弥太郎とシマは慌てふためいてしまいますが、
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しかし、「字の読めない」母、和歌子は葉書を見て破顔一笑
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「字は読めなくとも、息子の本心はわかる・・弥彦は必ず勝つ!」
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その母の力強い言葉から弥彦へと場面が切り替わると・・・
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勝負に臨むアスリートの表情になっています。

和歌子の「字が読めない」というネタが、第3話での笑いの小ネタを、
ここで感動シーンにして昇華するとは!
大森氏の言葉も説得力あるものでしたが、
息子を信じる母の力が、
空間を超えて弥彦に伝わったように見せる流れに一層の感動を覚えました。

そして100メートル予選本番
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弥彦は予選通過ならずでしたが、タイムは初めて12秒台を切り、
大森氏と喜び合います
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その姿を遠くから見て、勝つこと以上に大きなものを
弥彦と、「日本のスポーツ」が得たと感じたジゴロー先生も満足
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一つ壁を乗り越えた弥彦ですが、
短距離では越えられない世界の壁を、
長距離の四三が越えるようバトンを託します。
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同じころ、孝蔵は円喬の引きたてで高座に上がれるようになります。
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師匠の真似から入ることで、デビューを目指す孝蔵ですが、
その道は平坦なものでなようで、落伍しかけます。
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ここで孝蔵を励ますのが親友の清さん。
弥彦と四三の関係にシンクロさせる描き方が上手い。

四三は不安を軽くするためか、何故か押し花で精神統一
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親しくなったポーランド代表のラザロも、
四三のことが目に入らないくらい国を背負って懸命に練習しており、
それが自分へのプレッシャーとなって跳ね返ってきます。
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そのプレッシャーは弥彦の励ましも響かないほどに重度なものでしたが、
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そもそも、そーゆものが「プレッシャー」というものであり、
誰もが、それを頭に抱えているとの弥彦の説明がストンと腑に落ちた様子
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これで気持ちが軽くなった四三。
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「スランプ」という「新語」で、シーンのオチもちゃんとついてきます。

弥彦は辞退が相次いだ400メートル走の予選を2人で競い、
最後に追い上げられ敗北・・ただし、2人だけですのでこれで予選は通過。
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しかし、短距離走での西洋人と日本人の間の、
埋めることの出来ない開きを悟った弥彦は本選棄権を宣言。
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弥彦が力を出し切って出した結論に、
「ならばよし!」と明るく強く受け入れるジゴロー先生。
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ゴールしたときの「ドベでも2番だ!」の言葉も含めて、
流石は講道館を創設した、「道を究めた」人だけあって、
アスリートの心というのをよくわかっていらっしゃる(・・というかそーゆー描き方)
そうした解釈の脚本を、役所さんの人間味と包容力あふれる演技で表現するものだから、
ジゴロー先生の人間としての魅力が画面から溢れ出てきます。

弥彦と一緒に水浴びし、「俺も三島さんのように笑ってゴールばします!」と誓う四三。
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もちろん、次回への壮絶なフラグです。

まさに「太陽がいっぱい」の過酷なレースが待ち構えています。
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それにしても最後の「桶で前を隠す弥彦」も凄かったけど、
今回はいつにも増してハダカ祭りでしたね。
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2人とも鍛え上げた肉体を「これでもか」ってくらいに露出しています。

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2019大河ドラマ「いだてん」第10話「真夏の夜の夢」 ‘何かソーリー、ホントにすみませんね!’・・番組スタッフの声ではない

2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」
03 /17 2019
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オープニングでストックホルム五輪の映像が加わりました。

10日放送の第10話「真夏の夜の夢」
まさか、その数日後に「悪夢」が出来するとは思いもよらず。
16日の再放送では播磨屋のシーンをカットすることで対処し、
17日放送予定の第11話は出演シーンがないのでセーフ。
第12・13話についても出演シーンをカットし編集しなおして放送。
そして、それ以降については代役をたてて撮影するというのがNHKの決定。
「金栗足袋」の開発のところは播磨屋の登場は不可分でしょうから、
そのエピソードは14話以降ということになるのかな?

10話は大会前の懊悩の様子
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日本だけでなく、アジア州からの参加ですので、
四三、弥彦への注目度は高い。

ジゴロー先生もようやっと渡航許可が下り離日
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が・・ジゴロー先生が日本を発つ頃、弥彦くんは「崩壊」してました。
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アバンで先まで見せて、
そこに至るプロセスを本編で語るという少し凝った演出。

ストックホルムで練習を始めた当初はシベリア鉄道の車内と同様に、
不安がる四三を弥彦が励ますという図式。
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しかし、そもそも孤独な闘いであるマラソンに対し、
すぐ隣で他者と競う短距離では、欧米人の差をより強く感じざる得ない。
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それを「トイレの高さ」でも痛感してしまう弥彦
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このシーン、見た目にその差が伝わりにくいのが残念だったね。
生田斗真くんは明治人ではないので、欧米人との身長差がそんなにない。
ここは視覚的効果を用いてでも、その差を顕著に見せるべきでしたね。

さらに、大森氏の体調が回復せず、練習メニューを渡しことしか出来ない。
それさえも「長距離は専門外」ということで四三にはなし。
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そんな日が毎日続いていくと・・・
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「何か、ソーリー!本当にすみませんね!!」と逆ギレ状態。
ここのテンポの良さ、深刻な話のはずなのに笑いにもっていこうとする姿勢が素敵。

孤独な練習を続ける四三ですが、
ポーランド人の選手が足袋に目を止めたことがきっかけになって、
たどたどしいながらも国際交流が成立。
国の威信と己の名誉を賭ける者同士、心が通い合います。
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が・・このポーランド人選手のスポットを当てること自体が強烈な伏線。
その悲劇的な結末は次回か、その次で明らかにされるんだろうなぁ・・・。

一方の弥彦はプレッシャーとコンプレックスからどんどんメンタルが弱っていきます。
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しかも、現地で注目されているのは自分でなく四三という事実が
メンタル崩壊にさらに追い打ちをかけます。

さて、ここで問題の播磨屋シーンですが、
私自身は事件が起きる前にキャプチャ作業自体は完了していて、
該当場面はセレクトしていません。
ですので、ここで貼らないのは別に「自粛」とかでないので、悪しからず。

円喬の付き人になった孝蔵、師匠の「芸の鬼」っぷりを舞台裏から学びます。
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楽屋から下手な噺家を腐すシーンは、
漫画「寄席芸人伝」(古谷三敏)でもあった。
そういったところの再現も落語好きとしては嬉しい。
で、たけしの「それがまた絶品なんだ」という回想にフィットする
松尾さんの名人ぶりが素晴らしい。

練習開始から11日目、弥彦くんついに練習拒否
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これまでの自信たっぷりの痛快男児と打って変わった弱気な表情。
視覚的なわかりやすさということで、生田くんの上手さを感じます。
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弥彦に言われた言葉をそのまま返して励ます四三ですが、
四三人気への嫉妬もある弥彦には響かない。
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彼にとっては「期待されてない」ことも心を傷つける要因です。
そして、ついに高い便器にブチ切れ
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四三さんは大森氏に助力を頼もうとしますが、彼の容体は相当悪い
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四三はやむなく自力で弥彦を何とかしようとしますが・・・・
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まさに、どーにもならないところに来てしまった弥彦くん。
ここで冒頭のシーンにつながります。
何とか弥彦を部屋に引き戻しベッドに押し倒す四三。
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その風景は安仁子の勘違いを招くに充分な「アレ」な雰囲気。

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我らの一歩は、日本人の一歩ばい!
速かろうが遅かろうが我らの一歩には意味がある」
この熱く重要なセリフを四三に言わせて、
「ローポイント」からの浮上につなげる・・その橋渡しに「安仁子の誤解」を差し込んで、
四三が弥彦の練習を手伝い、彼を苦境から救う場面に切り替える。
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古典的ハリウッド技法ですが、場面・音楽・演技の全てで
それをコンパクトにかつキッチリと見せてくれましたね。
こーゆーのを手際よく見せてくれると、見ている方もカタルシスが得られます。

「花の写真は撮ってくれとは言ってないよね」「イエッサー」と、
小さい笑いもちゃんと挟み込み、
シャーロットさんの(配役上はアラフィフだけど)可愛さまで見せてくれる。
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そして大森氏の体調もようやく回復し練習に参加
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弥彦のメンタルが解決したことで、四三の調子もアップ
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自然豊かなストックホルム、ホテルがダメなら池で冷水浴びすればいいじゃない。

マラソンコースの中で、四三が何度か間違える分岐路
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これも本選への重要な伏線になるわけです。

大会直前、ストックホルムは夏至祭で大盛り上がりですが、
眠りを妨害される四三としては迷惑至極。
それで宴会騒ぎを止めにいったはずが、言葉が通じず歌を歌う羽目に。
弥彦も壇上に上がるが、育ちの違う2人が一緒に歌えるとなれば国歌のみ。
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神妙な面持ちで聴きいるスウェーデン人の背後から現れたのが、
待ちに待ったジゴロー先生。
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ジゴロー先生は大森氏に製本された彼の論文を手渡す。
「永井君と可児君が動いてくれてね、
何とか間に合った、帰ったら礼を言い給え」
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「はい・・必ず」という大森氏が痛々しい・・・、今回のエピソード伏線多過ぎ!

ラストは開会式のプラカードの表記でひと揉め
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「国際大会だからJAPANでしょう」と真っ当な意見の大森氏に対し、
「(表記は)日本でないと、おるは出ません」と主張する四三で幕。
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この結果表記は「NIPPON」になるわけですが、
これはストックホルム大会が唯一の事例だそうです。

次回「百年の孤独」のメインはストックホルム五輪ですが、
孝蔵パートも見逃せない内容になりそうです。
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前代未聞の「放映中の出演者の逮捕」とう事態で、
さらなる困難が待ち受ける「いだてん」ですが、
当ブログでは引き続き視聴を楽しんでいきます。

2019大河「いだてん」 第9話「さらばシベリア鉄道」・・「水曜どうでしょう」ファン大喜びの回

2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」
03 /11 2019
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見事な鷲鼻の生田斗真くん・・いいオトコだ。

一週間どころか本放送までまたいでしまった、「いだてん」記事。
おかげで第10話をまだ視聴出来てもいません。
まぁ視聴率低迷が話題になっているなか、
後に再評価されたときに振り返るという意図もあるので、
多少の遅れは気にしないでいこう。

第9話冒頭では、ジゴロー先生が四三たちと同乗できなかった理由が判明。
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政府(文部省)からの渡航許可が下りてなかったとのこと。
遅延の理由を内閣改造による閣僚交代の為といっていますが、
これは完全なフィクション。
一行がスウェーデンに向かう時期は政権の交代も文部大臣の交代もありません。
(ここで出てきた文部大臣も文部次官も実在だけどね)

敦賀に向かう列車が停車する駅では歓迎の嵐
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人生初のサインを求められ、扇に大きく書こうとして、
「半分は三島さんに空けて下さい」と怒られる四三。
「裏に書けばいいんじゃない?」とも思いますが、
こーゆーギャグパートの多さも敬遠されてる理由なのかねぇ、面白いんだけど。

四三の紀行文を高座で志ん生が語るという設定のところも、
「めくり」でのボケとか笑い要素満載・・何度も言うが、私は好きだ。
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可児さんと本庄記者は敦賀にてお別れ。
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可児さんは別れ際まで大森氏に冷たい態度。

ウラジオストクからシベリア鉄道に乗車するところで、
高師の授業に場を借りてシベリア鉄道の解説。
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こーゆーの視聴者に親切だし、ナレでやるんじゃなくて、
ドラマも一場面として挿入するのも上手いと思うんだけどねぇ。

当時の寝台車というのはもちろん狭い。三島家の浴室よりも狭い。
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しかもジゴロー先生不在につき、4人コンパートメントに、
1人ドイツ人の他人が混じることに・・これは結構気まずい。

そのドイツ人の誘いで食堂車で乾杯ということになるのですが・・・
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食事の料金が高い上、ドイツ人のビール代まで払わされる羽目に。
※ちなみに安仁子さんが「ぼったくり」という言葉を使っていましたが、
この言葉が世間で使われるようになったのは、
この時代のもう少し後の「米騒動」あたりからだそうです。
このへんはフィクションとしてもちゃんとして欲しいところ。

初日から早くも眠れない四三くん。
鉄オタが「寝台車寝るの勿体ない」と言うのとは事情が違います。
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「いびき」つながりで、スヤさんのシーンに転換
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こちらは姑の幾江から池部家のしきたりを教わります。
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「毎朝、桶に水を入れて、顔を洗うまで待ちます」
「お母さまが?」「あんたが!」
このへんのボケと突っ込みのテンポの良さ、たまらんほどに好きなんだけどねぇ。
大河の枠でこーゆーのがあったっていーじゃん。

シベリア鉄道珍道中は列車の速度と反比例するかkのように可笑しさ加速中。
三島弥彦は身だしなみに30分以上かけトイレを占拠するし・・
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安仁子さん手製の味噌汁にはダシが入ってないし・・・
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それを大森氏はおかしな味とは思わないし・・・
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四三にとってはストレスが溜まる一方の車中です。

シベリア鉄道は途中、
ロシアから一旦満州北部を経由するルートをとえいハルビンに到着。
ここで伊藤博文が暗殺されたのは、この時期からほんの数年前。
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前作「せごどん」で伊藤博文を演じた、浜野謙太さん、殺されるためだけに再登場です。
殺した相手をどう語るかでデリケートな問題になる事案ですが、そこはサラッと流しましたね。

当時のハルビンはロシアが権益を有している土地。
日露戦争やその後の日露協約で日本が勢力範囲としたのはこれより南の部分です。
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したがって、当時にハルビンにはロシア兵や中国の満州軍閥兵がうようよいます。

車中では西洋のご婦人方をナンパしまくる三島氏・・四三のイライラがさらに募ります。
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そんなことも絵葉書て書いてよこす四三。兄実次は無邪気に喜んでいます。
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弟が国民的英雄になった誇りからかすっかり有頂天になってしまった実次ですが、
「ストックホルムの悲劇」後に、また頼りになる兄としての存在を示すことになるんでしょうね。

それにしても、「四三の冷水浴び」を広大なスケールで撮影したもんだ。
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長い長い列車での旅。そこから生じる険悪な雰囲気は、
誰もが身に覚えがある「旅行あるある」ですが、
ここを志ん生の語りとシンクロさせるのは上手いやり方。
・・・なんだけど、その「語り」が不評を呼んでいるだけに、
世間ではマイナス評価なんだろうな。
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イケメンの変顔でオチをつけるあたり、ベタだけどシンプルに面白いけどね。
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しつこくない程度にジゴロー先生の「渡航できない」画をさしはさむのも良い
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そして孝蔵パート。
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「弟子としての給金」五厘と、三遊亭朝太の名を授かり大感激。
その感激は名人と言われるようになってからも忘れがたいもので、
五厘と共に大事に保管してある。
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高座での語りはともかく、こういった日常の場面でのたけしのセリフって悪くないと思う。
たけし自身も明大を中退して浅草で芸人の道に飛び込んだ時に、
深見千三郎に弟子入りした経験があるから、我が事のように感じる部分もあるだろうね。
それにしても「五輪」じゃなくて「五厘」が弟子の名前の由来でしたか・・
意図的に視聴者の読みを裏切りやがったな。

落語家への階段を一歩踏み出し、意気揚々と駆け出す孝蔵。
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このシーン、ドラマ全体から見れば唐突感あるけど、
画としての美しさは抜群でしたね。

車中ですっかり性格が歪んでしまった四三ですが、
追い打ちをかけるように安仁子の英語レッスン
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「スタジアムはどこですか?」・・この言葉を真面目に勉強しなかったがゆえに、
ストックホルムではえらい目に会う・・・というかなり捻りの効いた伏線です。

大森氏の容態は車中でどんどん悪化
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どこをどう見ても重度の結核で、それを懸命に耐え、
四三に、近代スポーツの移入という自分の熱い思いを語る大森氏ですが、
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歪んでしまった四三の心には響きません。

そんな四三の大森氏非難の手紙を嬉々として読んでいた、
「留守組」可児さんと永井教授ですが・・
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「まだ渡航できない」ジゴロー先生から、大森氏の病状と、その熱情を知らされ愕然。
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実際、彼らはもう大森氏と二度と会うことはかなわないわけで、
ここまで彼のことを描いた限りは、
その死についてもドラマの中できっちり描くことになりそうですね。

そんな大森氏の気持ちが響かない四三は、ついに車中で不満爆発。
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「こんなんでオリンピックで満足に走れるのか」と弥彦くんにぶつけます。
※実際、このシベリア鉄道の過酷な旅が競技に影響を及ぼした部分は、
特に長距離選手である四三にとっては大きかったらしいですね。

そんな四三を弥彦は彼を食堂車に誘い、
「走るのは自分たちだから」と気持ちを落ち着かせようとします。
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互いに本音も語り、心落ち着いた四三は三島とはじめて打ち解けます。
このへん、三島弥彦の対応が大人過ぎて素晴らしい。
さらに四三のリクエストに応じて、彼一人だけのために「TNGエール」まで披露。
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このパートに至っては、脚本にはなく、生田君と勘九郎のアドリブだそうですね。
ドラマで見ると必然的にこの流れにいっているようにも見える。
それほど、長い海外ロケで2人の呼吸もあっていたということなんでしょう。

そしてついにストックホルム到着
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四三と弥彦が向かったのはオリンピックが開催される競技場。
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1912年にオリンピックが行われた時のまま現在の残っている施設を使ってのロケ。
これは、そこに初めて足を踏み入れた四三と弥彦の感慨というものとともに、
その時のそのままの施設を目にした、
生田君と勘九郎の感慨もまざったような演技だったのかも知れない。
それくらい2人の表情に驚きと喜びが溢れていました。

が・・ジゴロー先生はいまだ東京
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先週に続き、ジゴロー先生の顔オチで終了。

四三たちがストックホルム入りしたのが開会式の一か月前。
でのすで、ジゴロー先生の出発が遅れたとしても、
なんとか間に合う状況ではあるので、そこらへんの決着は次回つけてくれるでしょう。
しかし、一か月も間があるということは、
シベリア鉄道の苦行はあまり影響は与えなかったということじゃないかな?
どちらかと言えば、一か月の待機自体が百夜という慣れない環境も含め、
体調を整えることの失敗に繋がったような気がしますね。

これでようやく最新話の録画を見れる。
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2019大河ドラマ「いだてん」第8話「敵は幾万」 アップの時の光線の加減が毎回美しい

2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」
03 /03 2019
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明暗の使い方も上手い

記事が遅れてしまいましたが「いだてん」第7話
ストックホルムへ旅立つ2人の姿の描写の回です。

徒歩部の面々は四三の兄実次が、連れ戻しに来たと勘違い。
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美川くんの虚言をそのまま信じていたわけですが、
実次は苦労して1800円を工面して持ってきたのでした。
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池部家の当主、重行の母幾重は嫁入りするスヤの頼みと言うことで、
金栗家の田畑を1800円で買い上げ、
それを金栗家に無償で貸すという好条件で対応。
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史実では池部幾重には子がおらず、
ストックホルム五輪後に親戚であった四三を養子に迎え、
スヤと四三は見合い結婚をし、金栗姓のまま池部家を継いだとのこと。
ドラマではスヤが池部家に嫁入りした後に、重行が他界し、
四三が入り婿という形でスヤと結婚するという流れになるのかな?

・・・つまり、四三とスヤの熊本時代の相思相愛的な雰囲気と
美しい場面は全部フィクション。
むしろそれだからこそ、制作陣の創作力の高さを評価したい。

東京高等師範の教官や学生は、
街角での募金だけでなく全国の高師に呼び掛けて全国的に募金を展開。
その結果、必要額に少し足りない1500円が集まりました。
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この結果、実次が負担するのは300円で良いということになったわけですが、
残りの1500円がどうなったのかはこの回では語られず。

可児さんと永井教授は実次の挨拶を受けますが、2人とも守衛と勘違いされます。
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この場面の永井教授の「4年後・8年後・100年後、
何千・何万人のオリンピック選手が日本から出ても、
第一号は金栗四三。これだけは、未来永劫動かんのですよ」ってセリフはいいねぇ。
この言葉だけで、大河ドラマで金栗四三を描く意味を全て言い切っています。

翌日、四三は美川くんとともに実次を浅草案内。
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凌雲閣の展望台でオリンピック参加への不安を語る場面の絵が美しいこと。
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浅草に来れば出くわすのが小梅
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どうやら美川くんにしつこく絡まれているらしく、彼の姿に気付くと表情一変。
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橋本愛さんの表情の作り方って、動きが大きくって好きです。

別れ際に悩める四三に「勝とうなどと思うな、・・・・順道制勝の精神たい!」と励まします。
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「順道制勝」は嘉納治五郎の教え。
第3話で実次が天井に飾っていた言葉ですね。

美川くんは小梅を「苦界」から救いたいと思っているようですが、
小梅にとっては大きなお世話。
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…とはいえ、基本ここはコミカルなパートなので、クドカンの筆も冴える。
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「僕たちはStray Sheep・・羊なんだ」
「・・・・ねずみだけど・・・・」
「・・・・干支じゃない」…鉄板なネタだけで間のとり方が実に良い。

そして、「迷える羊」の「迷える」を言葉通りに受け取った小梅が、
つい「迷ってないよ、ここでて、どんつきのタバコ屋をぎゃん行って、
ぎゃん行って、もうぎゃんぎゃん行ったら・・」と隠していた肥後弁がポロリ・・
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美川くんの「そうじゃなくて、漱石の・・・え?ぎゃん!」ってのもクドカンのリズムですね。
小梅が実は熊本の、しかも阿蘇の産、これがどんな展開につながるか楽しみだ。

四三は、播磨屋でさらにグレードアップした足袋を受け取るととともに、
辛作手製のユニフォームまで寄贈されます。
さすが江戸っ子職人、ぶっきらぼうだけど情に厚い。
で・・それを四三に渡す息子勝蔵の表情が子役として満点の出来。
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この無垢な笑顔の破壊力は凄い。

かたや三島家では和歌子が弥彦のことを口では「三島家の恥」と罵りながらも、
手元では何かを縫っている様子・・この流れから、それはユニフォームとわかります。
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ここは白石さんの台詞とは裏腹の息子を想う母の愛情溢れる演技が素晴らしい。
これまでの大仰な表情や威圧的な無表情ではなく、
穏やかな表情を(写真以外で)初めてここで持ってくるのが憎い。

高師寮での四三の壮行会では可児さんがはなむけの言葉を贈る。
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・・・が、これが可児さんは意図せざるも、
四三に猛烈にプレッシャーをかける内容で、
実次によって緩和されたプレッシャーが四三にまた重くのしかかる。
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しかし、壮行会に参加しないでふてくされる美川くんにも感謝の言葉を述べるなど、
プレッシャーに押し潰されているというわけでもない。
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そして「歌え!」のコールにのって「自転車節」を歌い上げる四三。
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その朴訥な歌声にかぶせるように、郷里熊本でのスヤの嫁入りのシーンを流す。
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スヤの想い、四三の想いを言葉で語らずに映像だけで表し、
その最後に、冷水浴びて気を引き締める四三の姿。
ここも映像の美しさと、そこに込められた様々な想いが伝わって、
今回のハイライトの1つといって良い出来栄えでした。

そしてラストは新橋駅での出発のシーン。
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これまで何度か人力車に乗せながら、
この日初めて嘉納治五郎その人であったと知った清さん。
「向こうじゃ、足袋で走んのおめえだけだろうけどよ、
東京じゃオレも足袋で走ってっからよ」と、
学が無い分、シンプルで心のこもった言葉で励まし。
そして、四三を送り出す清さんの表情の描き方も上手い。
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端役にもちゃんと言葉や表情に深み与える演出が出来るドラマはいいドラマです。

三島弥彦は天狗倶楽部を従えて派手な登場
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新橋駅での見送りで演奏された「敵は幾万」が今回のサブタイ。

列車がホームを離れようとするそのとき、弥太郎・和歌子が駆けつける。
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「弥彦!お前、母上にちゃんと挨拶せんか!」と叫びながら近づく弥太郎。
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和歌子だけでなく、兄弥太郎も無関心な素振りでしたが、
ちゃんと弟のことを心配していたわけです。
和歌子と違って、ドラマでもそんなシーンが一切なかっただけに、
ここで一気に家族愛のボルテージが高まります。

ここからの背後のどんちゃん騒ぎと、三島家の感動の別れの対比と、
それをバランスよく映像に収めているスタッフの意気込みが素晴らしい。
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白石さん、御年77歳。
足場が良くない場所での小走りって、その年で出来るのが凄い。
ホンモノの役者魂を感じさせる演技です。

「やっぱり、我が子に関心なか親はおらんですよ」に泣き崩れながらも、
母親と兄の気持ちを受け取った弥彦の表情が晴れやか。
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だが、汽車の中でインタビューにこたえる段になると、
いつもの痛快男児三島天狗に戻っております。
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かたや四三はインタビューに硬直。
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記者が勝手に四三の「言いそうなこと」をデッチあげ、それを記事にするという、
今も昔も変わらないマスコミの「負の側面」をチクリと風刺しています。

列車の別の車両には何故か徒歩部の面々と可児さんが乗車。
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何があってこうなったかはともかくも、心細かった四三にとっては心強い同行。
(さすがに敦賀までの同行ってことはないだろう)

そしてこの列車に乗ってなくてはいけないジゴロー先生はというと・・
三島家の感動の別れの反対側のホームで・・・
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何故か制止され、列車に乗れなかったという大失態発生。
どうも、ストックホルムに行きたくてしょうがない可児さんが策を弄したようなんですが、
その辺の顛末は次回明かされるんでしょう。

感動的なシーンてんこ盛りながら、
最後はジゴロー先生の「乗れなかったよ!」でオチ
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この流れもクドカンならではだけど・・大河ではまず見られない締めですね。

次回のサブタイは「さらばシベリア鉄道」
故大滝詠一の名曲が由来と、時代を超越して
ストーリーに関連付けられそうな曲や文芸作品をサブタイ化していく方針のようですね。

車内でもナルシスト爆発の三島天狗
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クドカン流シベリア珍道中・・・さて、すぐ録画で楽しむぞ。
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2019大河「いだてん」第7話「おかしな2人」・・今回の顔芸MVPは可児さんと安仁子さん

2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」
02 /22 2019
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脇役でいつもちゃんと爪痕を残す古館寛治さんですが、
「いだてん」では主要キャラといっていいほど強いアクセントになっています。

「いだてん」第7話は四三と弥彦の対比がストーリーのメイン。
アバンでも2人の性格の違いにつけこんでジゴロー先生が、
2人をストックホルム五輪参加に導こうとします。
・・・もちろん経費は各自負担で。
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四三が「身銭を切ってでもオリンピックに行きたい」と言ってると大ウソをつき、
さらに弥彦の負けず嫌いなメンタルを挑発的にくすぐる策士ジゴロー先生。
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痛快男児は意外と単純男児でもあったようで・・・

兄弥太郎に対し土下座してストックホルム行きを許可してもらう・・
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‥ではなく、この時期まだ一般的ではないクラウチングスタートの構え
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女中たちの手際が良いのはシマの指導のたまもの?

シマの合図とともに駆け出す弥彦
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この当時は「よーい、ドン」とはまだ言わなかったんだろうね。
(調べてみると「位置について・・用意。」という翻訳語は1928年からのようだ)

「オリンピックに行きます」の決意を言葉でなく態度で示す。
ここは分かり易いシーンではあるけど、こうしてセリフに頼らず、
場面で心情を表す作劇をちゃんとやってくれるのは嬉しい。

今回の可児さんは徒歩部の顧問として
初めて四三の練習に付き合うシーンで登場。
「四三の自費参加」にジゴロー先生以上に心を痛めているのが、
会計掛という立場と顧問という立場で四三と関わる可児さん。
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無茶ぶりされてもジゴロー先生への尊敬の念を失わない
四三への同情の表情を最初はアップで、
そしてシーンの変わり目に斜め後ろから撮ったところでは、
まるで主役級の感情表現のカットです。

そして四三に実家から手紙が届いてお金の工面を
兄が了承したと知ったときに感涙にむせぶ姿。
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画面的に暗くてわかりにくいですが、
このシーンも可児さんという脇役を演出スタッフが丁寧に扱っているのがわかる。
そして、その「扱い」にちゃんと応える古館さんの演技。
今回はこの後も古館さんの表情演技が随所で光ります。

で、ジゴロー先生の「肩車」ならぬ「口車」に乗せられエントリシートにサインする2人。
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今回は昭和パートがないので、志ん生の語りや高座のシーンもなし。
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・・というのをわざわざシーンとしてさしこんでくるクドカン脚本。
ここまでに「時代があっちゃこっちゃでわかりにくい」
「たけしの語りがいらない」などのクレームが結構あるようなんですが、
それを事前に察していたかのように、あらかじめホンに書いていたんだろうね。
また、この後のシーンでも「大河らしくない」って言われることを想定し、
それを逆手に取るように「勝海舟ネタ」をぶち込んでました。
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世間からどう言われるかなんてクドカンからすりゃ織り込み済み。
それでも我が道を行くというブレない意志を、
ユーモアに包んで表明したように感じましたね。
私としても視聴率なんか気にせずにこのまま突っ走って欲しい。

実質的に初対面の四三と弥彦。
2人の育ってきた環境と置かれた立場のコントラストを描いていきます。
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まず、四三の方では、弟の為に金の工面を約束した兄実次でしたが、
1800円の大金は如何ともしがたく、家族総出で春野家へ頼み込み。
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金栗家は没落したとはいえ、かっては酒屋を営んでいた家。
酒屋というのは地方においては有産階級ではあるので、
金を工面する伝手だけは持っていると考えてもおかしくはない。
ただ・・春野さんも医師だから名士ではあるだろうけど、
この時代医者はそこまで裕福でもないだろう・・ということでここでの無心も不発。
が・・スヤが「池部家なら何とかなるかも・・」と提案。
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池部家は玉名でも有力な庄屋なので財産面での可能性はある・・
しかし、それはスヤにある覚悟を強いることであり、
そのことを父親は心配します。
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その覚悟が池部家への嫁入りと言うことなのか・・それは次回で明らかになりそう。

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池部家の姑役で大竹しのぶさんも初登場になります。

兄がスヤとともに池部家へ援助を申し込みに行っているとき、
四三は欧米のマナーを習得すべく三島家のディナーへ。
いきなり和歌子&女中たちに不審者扱いされてしまいます。
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白石加代子さんの顔芸強すぎ。
この方TV・映画の出演も多いけど、長く舞台メインでやってきた人なんですね。
「あまちゃん」で言えば、この濃さは渡辺えりさんに相当する?

引率でついてきた可児さんは三島弥太郎に完全に無視され、
「透明人間になった気分」・・この時期にこの言葉はまだ定着してないかな?
ここは時代考証としては少し雑でした。
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シマさんは純朴そのものの四三に興味を抱いたようです。
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三島家はいわば上級社会に属する一族ですので、
そこにはその時代の名士も多数訪問する・・
ということで四三は高名な乃木希典将軍とも厠で遭遇し度肝を抜かれる。
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乃木希典は保養地として那須塩原に農地を持っており、
休職の際にはそこに腰を落ち着け農業にいそしんだとのこと。
その那須塩原を開拓したのが弥太郎の父通庸でして、そんな縁もあったのかもね。
(かって存在した塩原御用邸ももとは三島家の別荘)

ディナーの席では安仁子の厳しい指導にすっかり委縮する四三。
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しかし、料理が運ばれてくる度に「いただきます」という四三に対し、
和歌子は「マナー知らず」と軽蔑するよりは、好意的な眼差しで見ている様子。
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四三に「マナー違反」を指摘する安仁子に向けた表情と対比すると・・・
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私は、これが「四三を面白がっている」とは見えなかったけど、
演出意図としてはどうだったのかな?
安仁子の四三への厳しい態度と若干の侮蔑の姿勢は、
この当時の欧米人の日本人に対するスタンダードみたいなもんだろうね。
シャーロットさんの演技も、そんな雰囲気をよく映し出している。

くたびれて帰る四三に
シマが「(料理を)ほとんど口にされてなかったので」とおにぎりを渡します。
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これは弥彦の紳士的な気遣いですが、シマも四三気苦労を労り、
四三の振舞いも「うれしかったです」と擁護。
そして四三に「何故走るのか?」という問いかけ・・これがこの回の終盤につながります。
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それにしてもシマを演じる杉咲花さんの声って耳に心地いい。
そして表情の変化も細やかでそのひとつひとつが実に美しい。
さらに言えば可児さんのシーン同様、そうした脇役の演技を、
ここでもちゃんとシーンの切り替えの際にアップで捉えているのが素晴らしい。

ヤフコメで「登場人物がごちゃごちゃ多くてわかりにくい」って声あったけど、
それはドラマを「ながら」で見てるからだよって思いましたね。
配役一人ひとりを丁寧に描いているのが、
現段階での「いだてん」の一番の長所なんだと思うけど、それに気づけないのは悲しい。

さて、その丁寧さということで言うと、
「自分がオリンピックに同行できる」という期待感を、
表情でちゃんと示していた永井教授。
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可児さんと安仁子の悪口。
「出た、安仁子!」・・この言い回しは現代感覚っぽいけど、まぁいいか。
ここのシーンでは杉本哲太さんが、厳格な永井教授よりもは、
軽率な大吉駅長のように見えてしまったよ。
古館さんと哲太さんだとこうも会話が軽妙なものになるんですな。

さて、自分の悪口をちゃんと聞いていた安仁子さん。
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「ナニモキコエナカッタ」と言った後の表情の怖いこと

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ここ、確かに日本語で言う方が笑いに直結するんでしょうけど、
「怒ると英語になる」というキャラを守って欲しかったとも思う。
せめて、日本語で言った後に、
一番怖い表情でつぶやくようにでいいから英語にすればよかったのに。

で、ここでさりげなく大森兵蔵氏が結核であることを匂わせる描写
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彼はストックホルムに同行した翌年にアメリカで亡くなってしまうんですよね。
ただ、安仁子さんは夫の死後も日本に留まり、
1922年には日本国籍も取得するので、
シャーロットさんの出番はもう少しあるのかも?

美川くんは四三がジゴロー先生にも兄実次にも騙されていると心配します。
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身の回りにのものを売って少しでも旅費のたしにしようとする四三に、
「これも売ったら」と「地球儀の隣にある」優勝カップを指さす美川くん、
そして四三が「地球儀かぁ・・・」というボケ。
クドカン脚本としては鉄板だけど、
確かにこれまでの大河でこんなボケはなかったね。
でも、歴史的有名人物が主人公でないからこそ、
こういった面白い作劇を大河でもできるってことで、
「大河らしくない」って感じるよりも、それが出来ることを楽しんでもらいたいね。

美川くんの助言と言うか忠告もあり、ジゴロー先生に少し疑念を持つ四三ですが、
勝海舟に仕立てて貰った家宝とも言うべきフロックコートを質に入れてまで、
四三に洋行の為の服をあつらえるようお金を渡すジゴロー先生。
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もちろんジゴロー先生にはなんの悪意もない。
純粋に四三の為を思っての私財なげうち。
だからこそ、一時疑念を持った四三も、その疑いを解くわけですが・・・
でも、大局的に見ればやっぱり「騙されている」ってことになるよなぁー。
いくら「10万円の男」ジゴロー先生が誠意見せたって、
問題の本質はなんら解決してないし、
その問題の元を作っているのは紛れもなくジゴロー先生の詭弁なんだから。

ストックホルムへの同行者の「もう一人」が安仁子と聞き、
「自分と安仁子」と勘違いし、鼻の下をのばす可児さん。
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鼻の下どころか顔の全てが緩んだような表情・・・これホント上手いと思った。

で、それが勘違いとわかり、同じく勘違いしてコートを新調し浮かれている永井教授への、
「真実の伝言役」までジゴロー先生に押し付けられた時はこの表情。
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「同病相憐れむ」を表情で表すとこうなる。

「家族の愛」を無条件に信じる四三と、
それを感じることの出来ない弥彦の対比が映し出されますが、
そんな全てを持っているのに自分にあるものがない弥彦を四三が思うシーンがこれ。
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見ていてどうしても笑いが先に来てしまいます。
でも、その後の暗室での母が笑顔で写っている写真を嬉しそうに見る弥彦の、
家族愛を求める心情を痛いほどに察するシマの表情は心にグッときた。

相変わらず洋食のマナーに悪戦苦闘する四三ですが、
その後ろで祈るように見守るシマが健気ですね。
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で、四三のミスで和歌子の顔に料理の破片が飛んでしまうわけですが、
ここも「不如帰」の活動写真見た帰り道同様に、「無表情の強面」のままで、
気づかずに食事を続け周囲をハラハラさせたほうが
より可笑しみがあったような気もします。
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弥彦の思いを知り「何のために走るか」自問しだす四三。
そんな矢先、「おまえさん何だってそんなに走るんだい」
・・・と言いながら四三とすれ違う孝蔵。
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四三に問いかけたわけでなく、車曳きながらの落語の稽古中。
このシーンに今回のストーリー作りのセンスが凝縮されていますね。

兄からの助力がないまま、ついに優勝カップを金に換える決意をする四三。
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その近くでは師範の生徒として四三を支えるべく募金活動をする徳三宝先輩。
こーゆーシーンをさらっとねじ込むのも好き。

そして市電から降りる人の中に
第2話で出てきた「田舎者の象徴」赤ゲットの姿が・・
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まず、かすかに見せているところが心憎い。
気づく人はこの時点で「実次がキタ!」とわかるようにしてある。
このへんクドカンの「わかる人だけわかれ」精神が
演出スタッフにもみなぎっていますね。

そして1800円持参してついに弟と対面。
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今回こそ「トットチャンネル」で演じた渥美清以外の何者でもなかった獅童さん。
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次回「敵は幾万」では、その金をどのように調達したかも明らかになりますね。
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元祖応援団長吉岡天狗も本領発揮のようです。

そして弥彦と家族の絆も深まる展開・・と言うのがこのシーンで予想がつく
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・・・ここで感動するか笑うかは、ここにもってくるまでの流れ次第か、
それとも白石さんの顔芸に一発KOなるか?

オリンピック出発前夜のドタバタ劇も含め次回も大いに楽しめそうです。
何のながれかはともかく小梅も出てくるしね。

gotama

K-POPグループSECRET(シクリ)、SONAMOO(ソナム)の動向、オリックス・バファローズの応援を中心に、色んな趣味、雑学などを日々徒然に書き込んでいきます。原則毎日更新です。
2017年2月1日より自営業者になりました。